失敗例を知りたい
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少し切開しただけでも顔の印象が大きく変わる目頭切開。最近は美容クリニックで定番の手術となっています。
ここでは、目頭切開の失敗例や対処法、リスクや失敗してしまった人の口コミを掲載。メスを入れる手術だからこそ失敗しないよう対策し、満足できる目元を作りましょう。
目頭切開の失敗例
目頭切開は目元の皮膚を切開するため、失敗しても簡単に修正できるものではありません。
切開し過ぎて不自然な見た目になる、傷跡がきえないといった明らかな失敗のほかに、患者さんの理想とは異なる結果になった場合も失敗といわれます。人それぞれ失敗の定義が異なるため、例えドクターが成功だと思っても患者さんが気に入らない場合は成功と呼べないのです。
ここでは、目頭切開で起こりうる失敗について具体例を紹介しましょう。
思っていたより変化がない
切る量が少なかったり、長さが短かったりしたときに起こりうる失敗例です。ドクターとデザインの共有不足や執刀医のスキル不足が原因で発生します。
目頭切開で失敗した場合、すぐに再手術を受けることができず、最低でも3ヶ月は期間を開けなくてはなりません。蒙古ひだが少ない人は、再手術を受けることができない場合もあります。
不自然な見た目になる
目頭切開は形が変わるため、不自然な見た目になってしまうことがあります。ヒドイ場合にはパンチで穴を開けたようになってしまうことも。
不自然な見た目になる原因は担当医とイメージの共有ができおらず、術式の選択を誤ってしまうことです。
また、医師のスキルが未熟だった場合にも発生する可能性があります。治療前の医師との打ち合わせは入念に行ないましょう。
涙丘が見えすぎてしまう
蒙古ひだを切り過ぎると、目頭にあるピンクの涙丘が見えすぎてしまい不自然な印象になってしまいます。
涙丘とは目頭を内側にある赤い部分のこと。日本人の目元は涙丘部分が完全に見えていると違和感があります。
再手術をする場合、涙丘をなくすことは不可能であるため、修正手術で目頭を元に戻す方法で対応するようです。
寄り目になってしまう
目頭切開をすると、目が近寄って見えます。切り過ぎたり目と目の距離がもともと近かったりすると、寄り目になってしまうことがあるようです。そのため、クリニックによっては目と目の距離が平均より短い人に対して、手術を断っているところもあります。
手術をする際は、医師の診断だけに頼るのではなく目を大きくすることだけではなく、全体的なバランスを考えることが大切です。
傷跡が盛り上がって目立つ
術式やデザイン、その人の体質によって目立つ度合いは異なりますが、担当医のスキルが未熟だと手術の跡が目立ってしまうケースがあります。
少しの盛り上がりならフラクショナルレーザーで平坦になるように調整。状態があまりにもヒドいときは傷跡の盛り上がりを小さくするよるためにステロイド注射で小さくします。
手術後に盛り上がりが出た場合でも、半年間は様子を見なければならないため、修正手術を行なえません。そうならないためにも、クリニックを選ぶ際は担当医のスキルに目を向けましょう。
赤みが残ってしまう
基本的に手術後には、どうしても傷痕に赤みが残ります。赤みは1ヶ月後にはキレイに消えると言われていますが、ごく稀に消えずに残ってしまうことがあります。
術後半年経過しても赤みが残っている場合は、レーザー治療で修正を行なうようです。
しかし、目に近い部分であるため、治療してくれるクリニックは限られます。治療を始める前に赤みが長期間消えない場合はどのように対応してくれるのか、クリニックに確認しておくことが大切です。
施術した部分が元に戻ってしまった
切開法は二重手術のなかでも後戻りしにくい術式だと言われています。しかし、執刀医が経験不足だと、デザインミスや縫合のミスを起こしてしまい、施術した部分が元に戻ってしまうケースがあるようです。
また、手術が成功したとしてもまぶたに強い力をかけてしまうと後戻りしてしまうことがあります。
目に痒みを感じたら、痒い部分を指先で軽く押さえたり、冷たくしたハンカチを当てたりして目に強い刺激を与えないようにしましょう。
きつい目になってしまう
手術がうまくいかないと、目が鋭くなりすぎて不自然に感じてしまうことがあります。医師の技術力が不足していると、鋭い目になる可能性が高くなるので、医師の選びは慎重に行ないましょう。
また、医師の技術力とは別に、手術前のシミュレーションチェックをしてくれるクリニックを選ぶと失敗するリスクを減らせます。
施術別のリスク
目頭切開といっても、その種類はさまざま。Z法、W法、リドレープ法、三日月法それぞれの施術で起こりうる失敗をまとめています。
Z法のリスク
Z法のリスクの1つに「傷跡が残る」といったケースがあります。これの主な原因としては医師の技術力が低いことが関係してくるので、Z法を検討している場合は医師の実績を確認することが重要です。
他にも、Z法はほかの目頭切開の施術と比べると、目の形や瞼の厚みによって効果が異なります。そのためZ法で施術をしても元の目元に戻ってしまうというケースも考えられ、修正施術が必要になることも考えられますので注意しておきましょう。
W法のリスク
W法は皮膚を切除するため他の施術と比べて傷が大きくなってしまいます。そのため失敗すると大掛かりな再施術を受けないといけなくなり、余計に傷が目立ってしまうこともあるようです。
切除をするタイプの目頭切開なので腫れが大きくダウンタイムもかなり長くなってしまいます。そのため会社の休みを利用して目頭切開を受けようと考えている人には不向きかもしれません。
リドレープ法のリスク
他の手術法に比べて大きな傷が残らないのがリドレープ法の特徴です。しかし、控えめに切開する術式になっているため、一重に後戻りしてしまうケースがあります。また、メスを使用するため医師の実力によっては、傷跡が目立ってしまう可能性もあるようです。
ほかの目頭切開と比べてダウンタイムが長引くことがあるため、術後のケアが必要になります。万が一に備えて、術後ケアをしっかりと行なってくれるクリニックを選ぶようにしましょう。
三日月法のリスク
三日月法は術式がシンプルであるため、施術時間が短く皮膚の量や長さを調整しやすいというメリットがあります。その一方で手術がシンプルであるがゆえに、主地湧津のあとが残ってしまうリスクがあるようです。
人間には傷を元に戻そうとする作用があるため、術式がシンプルだとその作用に負けてしまいます。この症状は特に蒙古ひだが多い人によく見られる傾向なので、蒙古ひだに悩んでいる人は別の術式を選んだほうが良いかもしれません。
歳を重ねるごとに目元は変化する
目頭切開をして綺麗な目元になっても、時間が経つにつれて変化していきます。
どのように変化していくのか、まとめているのでチェックしてください。
1.違和感のある目元になる
目頭切開をしたばかりの頃はバランスの取れた綺麗な目元。しかし、歳を重ねると、切開した皮膚としていない皮膚のバランスが合わなくなり違和感のある目になることがあります。歳を取ったときの皮膚の状態を考慮したうえで、手術を受けましょう。
2.しわが増える
肌に水分がたっぷりある20代前半なら問題ありませんが、20代後半から30代に差し掛かると、目元にシワが増える場合があります。
蒙古ひだの役割の1つは目元を乾燥から守ること。切り取ることで肌が乾燥し小じわを増やしてしまうのです。
3.目元の皮膚がたるむ
年を重ねるごとにどうしても皮膚はたるんでしまいますが、蒙古ひだを切開することによって、通常よりもたるんでしまいます。目元の皮膚は蒙古ひだのある部分が最も皮膚が張っている状態なので、切開することで大きくたるみが目立ってしまうのです。
4.頭痛や肩こりを発症させる
目頭切開することで肌が通常よりたるんでしまうと、その分脂肪や皮膚を支える筋肉が使われます。目元をはじめ、顔の筋肉に力がはいると頭痛や肩こりを発症させる場合も。手術時は症状がないとしても、将来的に発症しやすくなるということを頭に入れておくと良いでしょう。
目頭切開しなくても、人間は歳を取るごとに皮膚がたるんだり、しわが増えたりするもの。しかし、目頭切開するとその症状が大きくなるリスクが生じる可能性が多く、目元と他のパーツのバランスが悪くなってしまうケースがあるのです。
これから目頭切開手術を受けようと考えている方は、メリットだけでなくデメリットやリスクも把握したうえで、最適な手術を受けることをおすすめします。
失敗しないためにチェックすべき大切なこと
理想的な目元にするために手術を受けても、失敗してしまったら元も子もありませんよね。後悔しないためには、手術前のカウンセリングや医師の腕などが重要です。なんとなく良さそうなところではなく、クリニックに関して細かくチェックしておくと良いですよ。
ここでは事前に見ておくと、目頭切開手術のリスクを減らせるポイントを紹介しています。
カウンセリング
目頭切開で失敗の原因の一つが、患者と医師の意思疎通ができていないことです。患者が希望とする形を一方的に主張したり、医師の話を聞くだけだったりすると、手術後に「理想とする形と違う」という事態が発生するおそれがあります。
そのような失敗しないためにも、カウンセリングは時間をかけて行なうことが大切です。自分の希望をしっかりと伝えたうえで、できることとできないことを把握しましょう。
また、顔の輪郭やパーツから見た最適なバランスや術後のリスク、アフターケアなどの情報を確認しましょう。カウンセリングの際は、自分が希望とする目頭の形がわかる写真を持っていくと、具体的なイメージを医師に伝えられます。
デザインの打ち合わせ
目頭切開は数ミリの違いで顔の印象が大きく変わります。大雑把にデザインを決めてしまうと、思っていた印象と異なる場合も。失敗して修正することにならないためには、より綿密にデザインの打ち合わせを行うことが大切です。また、1度だけでなく、数回行うことでより確実に理想的な目元に近づけるでしょう。
医師の腕・実績、失敗しないポイント
腕の良い医師
失敗しないために欠かせないポイントは腕の良い医師に手術をしてもらうこと。クリニックの公式サイトに実績や症例数が記載されているので、カウンセリングの前にチェックしておくと良いでしょう。実績や症例数が多い、または豊富な手術に対応している医師は、経験が多く腕が良いことに繋がります。自分が依頼したデザインの手術に対応しているケースも多く、その分失敗するリスクも減少するでしょう。
そのほか、高い技術力が必要な他院修正に対応しているかどうかも重要なチェックポイント。難易度の高い他院修正を引き受けている=技術力の高い医師が在籍しているということになります。自分の大切な目の手術をしてもらう医師だからこそ、腕の良い医師を見極めましょう。
がいるのかを判断するために、クリニックのホームページなどから、実績や症例数、施術の種類の豊富さを確認しましょう。
手術方法ごとに失敗しない為にチェックしておきたいポイント
二重整形で失敗しないために知っておくべきポイントを、手術方法別に紹介します。
Z法
自身の目の形をそのまま残しておけるのがZ法の魅力ですが、カウンセリング時に、最終的なイメージをきちんと連想できるかどうかがポイント。
蒙古ひだを、少し切るだけなので、切開範囲の狭いことが特徴ですが、その分「もうちょっと切りたかった」という声も多く見られます。
そういった場合、最初のカウンセリングで「このくらい切ってほしい」ときちんと医師と話ができているか、完成イメージの共有が出来ているかがとても大切になります。
逆に、蒙古ひだを切りすぎて目と目の距離が近くなりすぎたために不自然になってしまうというケースも多く見られるので、綿密な打ち合わせを欠かさないようにしましょう。
W法
蒙古ひだを完全に除去する事で華やかな目元にする事ができるW法ですが、思ったよりも丸い目になりがちです。最初に術例をきちんと見て、完成イメージを確認しておく事が最も大切でしょう。
修正手術により、また蒙古ひだを再生する事も可能ですが、二度目の手術には費用も時間も、目への負担も気になるので、できるだけ修正手術を受けなくて済むようにしたいものです。
また、Z法に比べると傷が大きくなりやすいので目立ちやすく、すぐには外に出られる状態にならない事も多いため、その事を認識しておく必要があります。
リドレープ法
Z法に比べてさらに傷跡がほとんど見えないのが魅力のリドレープ法ですが、術後1ヶ月間は傷跡が赤く盛り上がり目立つので、落ち着くのはその後とかなり時間がかかります。
なので、W法と同様、術後はしばらく外出を控えなければならない点などを認識しておきましょう。
また、Z法、W法と比べ目頭を控えめに切開するという方法なので、思ったよりも目の大きさが変わらなかったり、目と目の距離が近づかないといった失敗事例が起こりやすいです。
丸く華やかな目にしたいという方や、末広型の二重にはしたくないという方にはおすすめできません。
三日月法
目頭の蒙古ひだを三日月型に切り取る施術で、比較的簡単に行う事ができますが、時間の経過と共にすぐに元に戻ってしまう傾向が強いです。
なので、長期間術後の目の形を維持するのは難しく、修正手術や2度目、3度目の手術が必要になる場合があります。
昔から多くの美容外科で行われてきた方法で、術例や実績は多く安心ですが、蒙古ひだが多い人が三日月法を受けた場合は特に元に戻りやすいとされています。
さらに、傷跡が目立ちやすく、術後時間が経っても赤みが残ったり、切開したと明らかに分かってしまう場合があるので、その事を認識しておきましょう。
失敗してしまったら他院修正可能なクリニックへ相談!
目頭切開は埋没法と異なり皮膚にメスを入れるため、簡単に修正できるわけではありません。万が一思い通りの結果にならなかったり、あきらかに失敗してしまったりしたときは、修正技術を持つ腕の良い医師に依頼した方がべストです。
ミスが起こってしまったとき、手術をしてもらった医師にそのまま修正してもらいがちですが、1度ミスをした医師にもう1度依頼するのは不安に感じる方も多いでしょう。また、1度失敗したり思うような結果にならなかったりしたら、次も同じような結果を招く可能性があります。
手術を依頼したクリニックの場合、修正手術は基本無料で対応してくれますが、それだけで決めるのは避けましょう。多少お金をだしたとしても、安心して任せられるクリニックの医師に修正してもらった方が、あきらかに仕上がりが綺麗になる可能性大。失敗したなと感じたときは他院修正を行っているクリニックを探し、相談してみると良いでしょう。
目頭切開手術で失敗した人の体験談
蒙古ひだのせいで目が小さくなり、ずっと悩んでいました。おもいきってクリニックへ足を運び、ドクターに相談すると目頭切開を勧められ手術を受けることに。手術中は思ったより痛かったうえに、術後は腫れた状態になっていました。2週間ほどずっとこの状態だったので、恥ずかしくて何処へもいけませんでしたよ。受けなくても良かったかなと少し後悔しています。
年齢不明:性別不明/池本形成外科・美容外科
2年前くらいかな?某美容クリニックで目頭切開を受けました。片方の目はもともと二重だったのですが、術後は三重に。もう片方の目は切開が足りなかったようで、蒙古ひだが残ってしまっています。そのせいで左右の目の大きさが違って見えるんです。満足できる仕上がりにならなかったのが悲しいですね。
年齢不明:性別不明/クリニック名不明
2週間前に目頭切開+二重切開を行いました。目頭切開は片方の目だけ大きく切れ過ぎていてなんだか気持ち悪く感じます。二重切開も二重になるのではなくただ傷がついたような感じ。他のクリニックに相談すると「これは酷い」と言われました。ドクターによると3ヶ月は修正できないようです。
20代:女性/クリニック名不明
以前目頭切開を受けたときに、鼻筋と目頭の間に不自然な「く」の字の傷が残ってしまいました。目頭切開法をするとできてしまう傷のようですが、気になってしまいます。ネットで調べてみても、傷を消すのは難しいと買いていました。今考えると、目頭切開はあまり良くない方法だったのかもしれません。
年齢不明:性別不明/クリニック名不明
ずっと目が小さくて悩んでいたのをきっかけに、目頭切開を受けることにしました。体験者の話では、手術中の痛みは少いとのことでしたが、実際はかなり痛かったです。また、自然な仕上がりになると聞いていたものの、友達にバレるくらい不自然な仕上がりになっていました。医師の技術力に問題があると思います。
年齢不明:性別不明/池本形成外科・美容外科
目頭切開手術について知りたい素朴な疑問
- 腫れやダウンタイムはどのくらい?
- 傷跡はのこるのか
- 修正は可能か
- 目頭切開はバレない?
- 手術は痛くない?
- 目頭切開を受ける際に知っておきたい手術の流れと注意点
- 目頭切開向きの人とは?
- 目頭切開は元に戻るって本当?
- 末広二重は目頭切開で平行二重になる?
- 目頭切開を受けた際のリスクや副作用について
- 目頭切開の傷跡を目立たなくするメイク方法
- 目頭切開の注意点はあるの?
- 目頭切開による二重の施術とは?
- 目頭切開は戻すことができる?
- 目頭切開を受ける際に重要なカウンセリング
- 目頭切開を片目ずつ行なうメリット・デメリット
- 目頭切開の施術を受けるまでの流れ
- 目頭切開を受けた際の内出血について
- 目と目の距離が広くても目頭切開できる?
- 二重の施術と同時に受けることはできる?
- 施術後にメイクはできる?
- 目頭切開はどんな印象の目になるの?
- 視力に影響はある?