蒙古襞形成
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目頭切開の施術方法の一つ蒙古襞(もうこひだ)形成について、手術の説明や症例、メリット・デメリットについて紹介します。また、実際に施術を行なった方の体験談も載せているので、ぜひ参考にしてみてください。
蒙古襞(もうこひだ)形成とは?
蒙古襞形成は、上まぶたの内側から目頭にかけて覆いかぶさっている皮膚(蒙古襞)のバランスを整えるための手術です。顔へ与える印象に大きく影響するのですが、多くても少なくてもバランスが崩れてしまうのが蒙古襞。医師の手腕が大きく問われる施術です。蒙古襞形成でバランス良く整った目元は、笑ったときに優しい印象を与えることができます。
この施術は目元を大きく見せたい方だけでなく、他のクリニックで施術を受けて目が寄り過ぎてしまった方や目と目が寄り過ぎている方、半永久的に二重まぶたを手に入れたい方にも向いている施術です。
蒙古襞形成の手術方法
蒙古襞形成は、目頭周りの皮膚を切開して広げ、縫い合わせることで理想の形に整える施術です。
目頭周りの皮膚が切除され過ぎていたりすると、蒙古襞を形成するための皮膚が十分ではないことがあります。その場合は、下まぶたの皮膚を使って施術を行なうケースもあるようです。また、術後のダウンタイムが長く、理想の形になるまでに半年以上かかることもあります。
蒙古襞形成は他の目頭切開と比べ、より高い技術が必要となる施術です。目を理想的な形にするためにも、カウンセリングはもちろんですが、信頼できる技術力を持った医師に依頼するようにしましょう。
蒙古襞形成のメリット・デメリット
メリット
より目の改善
蒙古襞を形成することで、目と目との間に距離感を出すことができます。そのため、より目を改善してバランスの取れた目元にすることが可能です。
優しい印象の目に出来る
もともと蒙古ひだが少ない場合、きつい印象を与えてしまう場合があります。目元を優しい印象にしたい方に向いている施術です。また、目頭切開を行うと大人っぽい、キレイといった印象になるのに対し、蒙古ひだを形成することでどちらかというと幼い、かわいらしいといった印象になります。後者のような顔立ちがタイプという方に向いている施術といえます。
目頭切開手術の修正
目頭切開手術の修正として蒙古ひだ形成を行う方が多いです。目頭切開はやりすぎてしまうと目がより目になってしまったり、きつい印象になってしまったりします。蒙古ひだ形成は、そのようにやりすぎてしまった目頭切開を和らげることが出来ます。
デメリット
ダウンタイムが長い
施術後の腫れが1週間続くケースや2ヶ月たっても赤みが引かないケースがあるなど、ダウンタイムが長いというデメリットがあります。
費用が高額
クリニックによって異なりますが、蒙古襞形成の治療費は30~50万円ほど。他の切開施術よりも高い傾向にあります。
幼い印象になってしまう
蒙古ひだを形成することにより、どちらかというとキレイ系よりはかわいらしい幼い印象になりますので、そのような印象が理想でない人にはあまり向いていないかもしれません。
二重の形が変わってしまう
蒙古ひだを形成することにより、平行型だった二重が末広型になってしまう場合があります。イメージと違う目元にならないために、どのような目元になりたいのかを主治医としっかりと話しておく必要があります。
目が離れてしまう
蒙古ひだ形成は目頭切開の修正で受ける方が多い施術ですので、当然施術を受けることで目が離れた印象になります。やりすぎてしまうと不自然になってしまうことがあるので、どのような目元になりたいのかをしっかりと主治医に伝えることが大切です。
蒙古襞形成のまとめ
蒙古襞形成は、目頭周辺の皮膚を切開して広げた上で縫い合わせ、バランスを整えた理想の形に仕上げるための施術です。
元々蒙古襞が少ない人がこの施術を受けるケースよりも「目頭切開などを受けた結果、より目・きつい印象の目になってしまった」という人がこの施術で修正をする、というケースのほうが多くなっています。
目と目の間に適度な距離感を出し、やさしい印象の目に仕上げることができますが、目頭切開よりも施術の難易度が高く、ダウンタイムも長くなりがちなのがデメリットです。
ですから蒙古襞形成の施術を受けるには、特にクリニック選びを慎重にする必要があります。
理想の仕上がりをしっかり理解してもらうための丁寧なカウンセリングの実施と、実績豊富で施術の腕にも信頼感を持てる医師の施術、この両立ができているクリニックを探しましょう。
また、患者本人も「術後の腫れなどが落ち着くまでにはそれなりの期間がかかる」ということを事前にしっかり理解しておくことが必要です。
蒙古襞形成を受けた患者さんの体験談
以前目頭切開の手術を受けたのですが、日によって違和感を感じる時があったので修正手術をお願いしました。施術時間は30分ほどで終わり、一瞬だけ痛い時がありましたが、それ以外に痛みを感じることはありませんでしたよ。そして施術までは無事成功。けれど、私の場合は肥厚性瘢痕というミミズ腫れ状の傷痕になってしまいました。多分、もっと変化があればと術後に傷跡をヘンに触ったことが原因かと…。よく調べて、もっと慎重に行動していれば良かったと後悔しています。
半年前に両目とも2㎜ずつ目頭切開をしたんですが、微妙にバランスが悪い気がしててやっと修正しました。カウンセリングの時にちゃんと測ってもらったら、切開幅が全然違いました。広い方に合わせるのが無難だって言われたけど、右目の方が気に入っていたので左目の修正、蒙古襞形成をお願いしました。結構難しい手術なのかなって思ってたけど意外と時間も短くて上手に仕上げてくれました。先生が良かったのかな?まだ、落ち着いてないけど、良くなりそうで良かったです!
蒙古襞形成はダウンタイムが長いと施術前に説明がありましたが本当に長期間かかりそうだなと感じています。現在施術後2ヶ月半経っていますが、まだ傷の赤み、目頭内側の傷はあります。目頭の形は少しずつですが丸くなっていますが、完全に形成するには年単位の期間が必要だと思いました。抜糸は看護師さんが対応するのでやや不安に感じます。
目頭切開で失敗して後悔。家族にも友人にも変な目で見られるし、鬱状態でした。先生何人にもあって、ようやく決心して修正してもらいました。完全に元通りというわけにはいかなかったけど、十分満足しています。ありがとうございました。